吉原令子『アメリカの第二波フェミニズム:1960年代から現在まで』

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半年くらい前に読み切れずにいたのでこの際に読了。

基本的には歴史の時系列通りに章立てされている一冊。モーハンティを先に読んでいたため、過去から現在にかけてのアメリカのフェミニズムの問題点(帝国性etc.)の理解はとてもスムーズだった。

もう少し踏み込んだ著者の視点による記述があっても良いと思ったが、流れや歴史を概観したい場合にはうってつけの本。