ジグムント・バウマン『コミュニティ』

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社会学の必読書ということで読んだ。が、普通に難しかった。言い回しが割と独特で比喩をいちいち自分で言い換えないと読めない......。

内容は人間関係の「液状化」、支配者(権力者、資本家)の支配の仕方の変化とか確かに社会学の大枠を掴む上で大事なトピックが多かった。

だけど難しくて目がめちゃくちゃ滑ってしまった。

坂本佳鶴恵『アイデンティティの権力』

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前半(1〜6章)は従来の差別論や主体概念の整理をゴフマンなどを例に挙げて行なっている。

7章からは怒涛のフェミニズム理論やポストフェミニズムについて。アツい、著者の熱量がすごい。6章まではかなり理解が難しかったが7章からは(多少知識が入っているのもあり)非常に楽しく(?)読めた。

もう一度きちんと読み直したい。

江原由美子『女性解放という思想』

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卒論の先行研究として読んだ。

リブ運動の歴史的な流れについて参照したが、渦中にいたであろうタイミングの出版なのに非常に整理されていた。「からかいの政治学」の章も必読。結局「からかわれた」者は「からかい」側に構造的に勝てない。