国木田独歩『牛肉と馬鈴薯』
そういえば〜日本文学シリーズその②
文章がちょっと難しかった。何かが起きる話というより登場人物のバックグラウンドを語る形式。表題作『牛肉と馬鈴薯』が一番示唆に富んでいたという感想。あとなんか落語っぽいなとか思った。
カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』
読書会用に読んだ。
高校時代に原著で読んだが話を忘れていた。性(生)と生殖について着目すると面白い読みができる気がする。
江原由美子『女性解放という思想』
卒論の先行研究として読んだ。
リブ運動の歴史的な流れについて参照したが、渦中にいたであろうタイミングの出版なのに非常に整理されていた。「からかいの政治学」の章も必読。結局「からかわれた」者は「からかい」側に構造的に勝てない。
ソポクレス『オイディプス王』
悲劇といえばの一冊、おすすめされたので読んだ。
悲劇自体は序盤から種明かしされてるのが現代の作品とは違うのかなと思った。現代作品は最後まで悲劇は引っ張るイメージ。